日本、ベルギーに敗れベスト8ならず

ワールドカップロシア大会決勝トーナメント1回戦、日本はベルギーと対戦し、後半2点リードするも逆転負けを喫しベスト8進出はならなかった。

ベルギー 3-2 日本

原口元気(後半3分)
乾貴士(後半7分)
ヤン ベルトンゲン(後半24分)
マルアヌ フェライニ(後半29分)
ナセル シャドリ(後半49分)

あと一歩・・・

ベスト8への壁は果てしなく高い。
本当にあと一歩のところまで来ましたけど、勝てませんでしたね。

内容的には決して恥じる試合ではなかったですけど、決勝トーナメントでリード(2-0)にしてからの戦い方という日本にとっての未知の経験は結果として厳しいものになりました。

個人的には2-0になった時に、コンフェデのイタリア戦を思い出しましたね。
2-0は危険スコアと言われるくらい、次に点を取ったチームに流れが来るというのがサッカーにはよくあることですが、最終的にはベルギーのほうに行ってしまいましたね。

敗因は何かなと考えると、パスミスから招くピンチからでしょうかね。
結局失点までの経緯を辿るとそこに行くのではないでしょうか。
今日の試合もそうでしたけど、4試合通して日本の戦い方を見ると、自分達でボール回しをしている時のパスミスというのが多かった印象はありますね。
それで結構ピンチを招いて、防ぐなり失点するなりというパターンが多かったと思います。
不用意なミスはやはり失点に直結するというのが大きな反省点でしょうかね。

あと今日の試合に関してはフェライニかなあ。
あの交代で流れが変わった気がします。
実際にフェライニの高さを生かされて2点目を取られましたし、フェライニが入ってからはアザールがゲームメイクに徹することができてベルギーのチャンスが増えてましたからね。
日本は柴崎と原口を下げて本田と山口を入れましたけど、対応は出来ませんでしたね。

この2点でしょうかね。
細かく分析したらもっとあるのでしょうけど、個人的にはやはりそこが気になったかなあ。
あとあるとしたら、最後のカウンターを防げなかったことですね。
ラストワンプレーで見事に決められてしまいました。

もう負けてしまったので何を言っても言い訳になってしまいますけど、グループリーグ最終戦で物議を醸す試合をしてしまって世界的に評価を下げることになってしまいましたけど、それを払拭するくらいの試合を今日はしたと思います。
決して満足してはいけないのでしょうけど、他の試合に負けないくらいの決勝トーナメントでの戦い方はしてたと思います。
そこは誇ってもいいのではないでしょうかね。
ただ、ベスト8の壁は本当に高い!

日本にとっては3度目の挑戦でしたけどダメでしたね。
まあ、あのメキシコですらまだこの壁を7度も突破したことがないのですから3回の日本がと言われてしまいますが、本当に高い壁ですね。
ほんとあと一歩でしたけどねえ。
2-0になったあとに3-0なり、3-1に出来てれば可能だったのでしょうけどね。
リードしてから守り切る、もしくはさらに差を広げるというのが日本にとっての今後の大きな課題になったと思いますね。

2-2になってからも結構チャンスはあったのですけどね。
残念です。

前の試合でブラジルがベスト8に上がったので、ブラジルと戦ってみたかったですね。
まあ、もし上がってたとしてもけちょんけちょんにやれてたと思いますけど、それでも見たかったなあ。
ブラジルへの挑戦権は日本ではなくベルギーになってしまいましたが、ベルギーがどこまでやれるかは見ものですね。
ベルギーには頑張って欲しいです。

これで日本のワールドカップ2018ロシア大会は終わりました。
またしても決勝トーナメント1回戦突破ならずという結果に終わりましたけど、決勝トーナメントで初得点という記録は残したので、一歩、いや半歩くらいはこれまでより先には進めたと思います。
そして残りのベスト8への半歩がまた遠いのですけどね・・・

2ヶ月前にハリルホジッチ監督から西野監督に代わって逆風の中からのスタートでしたけど、下馬評を覆してのグループリーグ突破は、日本中手のひらを返すことになって結果としては良かったと思います。
2010の時もそうでしたけど、期待値が低い時に結果を出すのがちょっと法則化しつつありますね。
それは正直勘弁と思うのですが、もしかしたら今後もこのパターンが続くのかもしれません。

あとは協会がこの敗戦を生かせるかでしょうね。
まずは西野監督を続投させるのか、新しい監督を迎えて一からスタートするのか。
もういきなり大きな分岐点になると思うのですが、協会はどう判断するのでしょうかね。

そして世代交代ですね。
本田、長友、岡崎、香川らの世代に今回も頼りましたから、そのツケがこの後に回ってくるかもしれません。
経験という意味でも下の世代の選手にとっては圧倒的に足りないことになっていますので、先の4年は苦労するかもしれないですね。

監督交代をしても決勝トーナメントという一応の結果は残して上手くいったと協会の人達は思っているのでしょうけど、混乱を招いた一連の責任など追求される点はあると思います。
個人的には田嶋会長には辞めてもらいと思うのですが、どう転ぶでしょうかね。
日本的な感じですと、結局協会は何も変わらないような気もしますけどね。
まあ、2年後には東京五輪も控えてますし、ここで一気に世代交代は進めるべきかなと思います。
果たしてどうなるでしょうか!?

日本は負けてしまいましたが、ワールドカップはまだまだ続きます。
どこが優勝するでしょうかね?
今まで見た感じですけど、フランスかブラジルが手堅いかなと思いますが、それをウルグアイとベルギーが打ち破れるかもまた注目です。
反対のゾーンですと開催国のロシアがクロアチアに勝ってさらに進めるか、そして唯一ヨーロッパ勢でないコロンビアがイングランドに勝って上がっていけるかですね。

また新しいドラマが生まれると思うのでそれを楽しみたいと思います。

ああ、やっぱり負けるのは悔しいですね。
本当にあと一歩だったのでね・・・

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