FIFAワールドカップ2018ロシア大会決勝戦は、フランスがクロアチアを4-2で下し、20年振り2度目の優勝を果たした。
フランス 4-2 クロアチア
<得点>
オウンゴール(前半18分)
イバン ペリシッチ(前半28分)
アントワーヌ グリーズマン(前半38分)
ポール ポグバ(後半14分)
キリアン エムバペ(後半20分)
マリオ マンジュキッチ(後半24分)
フランスが優勝しました。
試合序盤はクロアチアが攻勢を強めてたので、クロアチアいけるかと思いましたが、今大会を象徴する「セットプレー」からフランスが先制。
しかし、クロアチアもペリシッチのゴールですぐさま同点に追いつくも、これまた今大会から始まった「VAR」による判定でPKに。
再びフランスが突き放して後半に。
後半もクロアチアペースな試合展開でしたが、カウンターを起点としてポグバ、エムバペがゴールを挙げて4-1に。
その後ロリスのミスをマンジュキッチが詰めて2点差にするも、フランスが逃げ切って勝負がつきました。
フランスは決勝でも強かったですね。
エムバペの速さではないですけど、得点を取る時の瞬発力はさすがというか、要所要所でゴールを奪うのは流石でしたね。
後半カンテを下げてどうなるかと思いましたが、交代策は実った形になりましたし、不用意な失点以外守備も固かったです。
若いメンバーではありますけど、ほんとスキのないチームではないでしょうかね。
対してクロアチアも決勝まで上がってくるに値する素晴らしいチームだと思います。
勝つことこそ出来ませんでしたが、チャンスメイクはクロアチアのほうが多かったですし、ここまで死闘を制してきただけはあります。
ただ、決勝戦は常にフランスを先手を許してしまったのがね。
これまでも後手から勝ってきたチームではありましたが、フランスの決定力までには及びませんでしたね。
しかしながらグッドルーザーでした。
決勝戦に関しては、VARによるPKが決勝点にはならなかったですけど、結果として試合を左右する判定にはなったのなかと思いますね。
確かに手にボールは当たってましたから、あれをPKとするのも分かりますが、意図的ではないと判断する審判もいると思います。
難しい判断となるプレーでしたので賛否両論になるのは仕方ないでしょうね。
ハンドの判定に関してはFIFAにしっかり議論してもらって判定基準など定めるべき点は定めたほうがいいと思いますね。
決勝戦に限らずやはり試合を左右する判定になったプレーがいくつかありましたからね。
VARというシステムでよりクリーンな判定もできるようにはなりましたが、反面難しい判定も課題として残った大会になりましたね。
Here's where the story ends…
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— FIFA World Cup (@FIFAWorldCup) 2018年7月15日
終わってみれば、今大会は欧州勢が健闘した大会になりました。
そして優勝国も4大会連続欧州勢となりましたね。
次回は2022年カタール大会とアジアでの大会となりますが、どこが優勝するかですね。
チャンピオンのフランスには「前回王者グループリーグ敗退」のジンクスが早速付き纏うことになり、これを打ち砕いて連覇を目指せるかが見どころとなります。
フランスは今回のメンバーも若いですから、メンツだけを見たらさらにパワーアップしたフランスを見ることができそうではあるのですけどね。
ひとつの楽しみになるのは間違いないです。
そして日本ですが、あと一歩でベスト8への壁を破れるところまで来れました。ですが、あと一歩のところで夢は打ち砕かれました。
この一歩を進むための4年間がまた始まります。
ただ、日本にもジンクスを当てはめると、日本がワールドカップに出場するようになってからは交互に「グループリーグ敗退」→「決勝トーナメント進出」を繰り返してきました。
従って次のワールドカップへ7回目の出場ができたとすると、必然的に「グループリーグ敗退」が約束されてしまいます。
これを破るのが当面の目標となりますね。
そして悲願のベスト8以上へと。
見据えるところはハッキリとしてます。
今回敗れた課題を生かしてさらに代表が強くなれるかという4年間になりそうですね。
まずは「新監督」から始まりそうですが、果たして誰になるでしょうかね。
今の所「森保一」氏が報道では先行してますが、サッカー協会がどう考えているかはさっぱり読めません。
ただ、ハリルホジッチ前監督を解任した経緯を考慮するなら日本人監督のほうがとなるのですけどね。
個人的にはどっちでもいいと思います。ほんと一長一短でしょう。
でも、伸びしろを考えると、日本人監督には持ってない刺激やプラスαが外国人監督にはあるのかなと思います。
今回も結局ザッケローニ→ハリルホジッチの遺産を生かして西野さんで上手くいった形になりましたからね。
コミュニケーションの取りやすさを取るのか、新しい刺激を取るのか。難しい選択にはなりそうですけどどうなるかですね。
あとは選手ですね。
キャプテンの長谷部が代表引退して、本田も最後と言ってましたから、メンバーは結構若返ると思います。
今回選ばれなかった中島や堂安ら海外で既に活躍している選手も入ってくるでしょうし、2年後には東京五輪もあります。
久保くんももしかしたらということになりますしね。
最初は躓くかもしれないですけど、楽しみなことには違いありません。
ワールドカップへまた出場できるよう、そして連続して決勝トーナメントへ上がれるようなチームになって欲しいものです。
また新しい4年が始まります。
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